ブラジルの名ピアニスト、ギオマール・ノヴァエスがオットー・クレンペラー(1885 - 1973)と51年に入れたショパンの協奏曲ヘ短調。このdiscは偉大な指揮者と女流ピアニストの掛け合いもさることながら、この時代のウィーンのオケのサウンドを堪能できるところも魅力のひとつ。オーケストラはウィーン交響楽団でモノラル録音。オケは細かい作り込みが徹底していて密度も濃い。退廃的な雰囲気を引きずったような仄暗いサウンド。ピアノは重々しいオケのまわりを蝶のように舞う。軽やかだが薄くはなくダイナミクスの幅も広い。要所要所でテンポを落としてオケとの足並みを揃えるあたりに余裕を感じさせる。ラルゲット、レチタティーヴォの後のひと工夫も効果的。フィナーレは微妙にオケとのバランスが崩れるところもあるが最後は女王らしく貫禄のフィニッシュ。
レコード藝術の昭和29年4月号の座談会でショパンの協奏曲の名盤について、ヘ短調についてはロン盤とコルトー盤とこのノヴァエス盤の3人の名前が上がっていた。
【輸入盤CD】URANIA SP 4204



マルタ・アルゲリッチが1992年12月4日にワルシャワで行ったliveを収録したCDをひとつ。グジェゴシュ・ノヴァク指揮、Sinfonia Varsoviaとの共演でショパンの協奏曲ホ短調。
ブラジル出身の女流ピアニスト、クリスティナ・オルティス(1950 - )は1969年のヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールの覇者。パリでマグダ・タリアフェロ(1893-1986)に、またルドルフ・ゼルキン(1903 - 1991)にも師事している。ローレンス・フォスター(1941 - )指揮、ロイヤル・フィルハーモニック管弦楽団との共演でショパンの協奏曲ヘ短調を録音している。1987年2月16日から18日にかけてロンドンにて収録。
南米ベネズエラ出身のピアニスト、セルジオ・ティエンポ(1972 - )。3歳でデビューして神童とよばれて云々〜はともかくとして、なんと15歳でショパンの協奏曲ホ短調を録音しているというのだから素晴らしい。ティエンポと同じくベネズエラはカラカス出身のエドゥアルド・マルトゥレット(1953 - )指揮、ブダペスト交響楽団との共演で1987年11月、ブタペストにて収録。
アルトゥール・モレイラ=リマは1940年7月16日にブラジルのリオデジャネイロに生まれる。7歳でピアノをはじめ9歳で正式にデビュー。その後、国内のコンクールで活躍し奨学金を得て留学。パリで
チリ出身のピアニスト、クラウディオ・アラウ(1903 - 1991)は幼少期にベルリンに渡り、リストの高弟クラウゼの元で学んだ。その後、一時祖国に戻りアメリカデビューを果たすが、またすぐにベルリンに戻り1940年までピアノを教えて過ごした。アラウが残したショパンの協奏曲では70年に録音されたインバル盤が定番だが、50年代のliveを録音したものも両協奏曲残されている。このCDに収録されているのはそのうちの一つで1950年12月10日にニューヨークでのlive。
アルゼンチン出身のピアニスト、マルタ・アルゲリッチ(1941 - )が1959年9月25日にジュネーヴで行った演奏会の録音。Louis Martin指揮、スイス・ロマンド管弦楽団との共演で曲はショパンの協奏曲ホ短調。
ブラジル出身のピアニスト、ギオマール・ノヴァエス(1896 - 1979)は往年の名ショパン弾きの一人。戦前、戦後と世界的に活躍し、ピアノ界の女王と呼ばれた。ヨネル・ペルレア(1900 - 1970)指揮、バンベルク交響楽団と共演したショパンの協奏曲ホ短調は日本コロムビアからもLPで発売されていたので懐かしい人も多いと思う。
ブラジル出身のピアニスト、リカルド・カストロ(1964 - )は第11回リーズ国際ピアノ・コンクールの覇者。第3回の
ブラジル出身のピアニスト、アルトゥール・モレイラ=リマ(1940 - )は第7回ショパンコンクールで